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~AI-IoTを活用した暮らしをサポートする保険商品の共同開発に向けた実証実験を開始~

【未来創造】損保会社が挑む、
Society 5.0につながる取り組みとは?

2022.2.21

読み終わるまで:3分

仮想空間と現実空間を高度に融合させたSociety 5.0

私たち人類の歴史は、狩猟社会(Society 1.0)に始まり、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)という進化の変遷をたどってきた。いまの私たちが暮らす情報社会(Society 4.0)とは、インターネットやスマートフォンなどの普及によって、あらゆる場所がネットワークで繋がった社会のこと。世界のどこにいても、リアルタイムであらゆる情報を得ることができるようになった。

そして現在、情報社会は次のフェーズに向け、新たな歩みを進めている。Society 5.0――。それは「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会」(内閣府・第5期科学技術基本計画)と定義される未来像だ。相反する空間を高度に融合させたシステムによって開かれていく社会が、もうすぐそこにある。

デジタルスキルを備えた理系人財の新たな活躍の場

誰もが快適で質の高い暮らしができる、人間中心の社会へ

これまでの情報社会(Society 4.0)では、人がサイバー空間に存在するデータベースにインターネットを経由してアクセスし、情報やデータを入手して分析を行ってきた。ところがSociety 5.0では、フィジカル空間のセンサーからの膨大な情報をサイバー空間に集積し、ビッグデータをAIが解析。その結果が、フィジカル空間の人間に様々な形でフィードバックされることになる。

つまり、人間が情報を解析することで価値を生んできた従来の情報社会から進展し、Society 5.0では膨大なデータをAIが解析し、その結果がロボットなどを通して人間にフィードバックされることになる。誰もがより快適で質の高い生活を送ることができるようになるという新たな価値が、私たちの暮らしにもたらされることになるわけだ。

こうした未来型の社会を目指す一環として、三井住友海上もまた、自社のデータサイエンスを活かしたアグレッシブな取り組みを開始している。Society 5.0を目指す中で、AI-IoTを活用した暮らしをサポートするための新しい保険商品の開発を、東京電力パワーグリッド・NTTドコモ・エナジーゲートウェイの3社との共同事業によって進めているのだ。

損害保険×理系人財が生み出すサービスが社会を変える

Society 5.0の道筋とリンクする、未来創造への歩み

いま、Society 5.0とリンクする地方創生の取り組みに、「防災・減災への対応」「脱炭素社会への対応」「少子高齢化社会への対応」があるが、これらの課題解決に向け、共同事業を進める各社がそれぞれのノウハウ・強みを活かした新商品の共同開発を開始。三井住友海上は、収集・分析された家庭の電力使用データと、自社が保有する事故データや他社データとの相関関係を活用するアプローチによって、Society 5.0の暮らしをサポートする新たな保険商品の検討と開発を進めている。

三井住友海上は、2030年に目指す社会像として「レジリエントでサステナブルな社会」を掲げ、柱の一つとして「デジタライゼーションの推進」にも取り組んでいる。その挑戦は、先端技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れ、活力に満ちた暮らしを目指すSociety 5.0の道筋とリンクしていく、未来創造への歩みでもある。世の中に新たな価値を生む「目指す社会像」の実現に向けて、これからも歩みを止めることはない。

損害保険×理系人財が生み出すサービスが社会を変える

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